インテル、クラウド最適化スタートアップのグラニュレートを買収へ

米チップメーカーのインテルは、2022年第2四半期の完了を見込む取引で、Granulate Cloud Solutions(グラニュレート・クラウド・ソリューションズ)を買収すると発表しました。

イスラエルに本拠を置くGranulateは、人工知能ソフトウェアを用いて、クラウドとデータセンター向けのリアルタイム継続最適化ソフトウェアの開発を行っています。

買収額は明らかにされていませんが、Techcrunchの報道によると、6億5000万ドルにも上る可能性があるといいます。

インテルのデータセンター・AIグループ担当執行副社長兼ゼネラルマネージャーのサンドラ・リベラは次のように述べています。「今日のクラウド及びデータセンター顧客は、ハードウェアを最大限に活用するために、スケーラブルかつ高性能なソフトウェアを求めている」

「Granulateの最先端な自律最適化ソフトウェアは、顧客がコードを変更することなく商用ワークロード環境に適用でき、すべてのクラウド及びデータセンター顧客に最適化されたハードウェアとソフトウェアの価値を推進する」

Granulateは、同社のソフトウェアはクラウドとオンプレミス環境において、応答時間を最大40%、スループットを最大5倍改善することができると主張しています。また、ワークロードのコストも最大60%削減することができると述べています。

同社の顧客にはMicrosoft、IBM、Google、Datadog、Intelなどがいます。Intelとは、Intelプロセッサを使用するサーバー用ソフトウェア「Intel-Agent」を構築しています。

Granulateの共同創設者兼CEOであるAsaf Ezraは次のように述べています。「Intelの一員となり、Intelの19000人のソフトウェアエンジニアの助けを借りることで、Granulateは自律最適化機能を世界中のさらに多くの顧客に、そして急速にその提供を拡大できるだろう」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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