ジュニパーネットワークスがApstraを買収へ
データセンターネットワークの運用を支援
ジュニパーネットワークスは、インテントベース・ネットワーキングや閉ループ自動化などデータセンターネットワークの自動化を手掛けるスタートアップApstraの買収を計画しています。
Apstraは、ジュニパーの広範なデータセンターネットワーキングポートフォリオの一部となります。取引条件については明らかにされていません。
運用の簡素化
「今日の平均的なネットワークオペレーションセンター(NOC)は、依然として無数のデバイスからのデータに溺れている状況であり、意味のあるアクションを理解して実行するには、広範囲に及ぶ手動の操作が必要とされます」と、ジュニパーのチーフプロダクトオフィサーManoj Leelanivas氏は述べています。
「はい、自動化はデータセンターに既に存在しています…しかし、これまでの自動化は目の前の反復的なタスクに主に焦点を合わせてきました。しかしそのやり方では、ビジネスのスピード、そしてITの観点で見た場合、クラウドのスピードで対応するのは困難です 」
「データセンターの自動化を大幅に変える必要があることは明らかです。データセンター運用を真に簡素化し、最適なアプリケーションとITエクスペリエンスを提供するには、継続的な自動化への異なるアプローチを行う必要があります。このアプローチでは、次の3つの欠かせない目的(ビジネススピード、運用のシンプルさ、DCネットワークのスケーラビリティ)に対処します」
同社は、Apstraがこれらの目的の達成に役立つと信じています。「Apstraのアプローチは、アクセンチュア、ブルームバーグ、ヤフージャパンなどの大手企業から、世界最大のグローバルサービスプロバイダー2社、そして中小企業顧客に至るまでの多種多様な顧客に対し、実質的かつ定量化可能なメリットをもたらしてきました」Apstraの創設者であるDavid Cheriton氏はこのように説明しています。
「我々は、例えば10,000台のデバイスに渡るいくつかの誤ったケーブル配線や、データセンターを衰弱させていた不良の光ファイバリンクなど、「本来見つけることが困難な問題」を見つけだすことを可能にしました。迅速かつ正確な根本原因の特定と修復は、我々が得意とするところであり、ミッションクリティカルなインフラストラクチャが意図したとおりに動作することを保証しながら、顧客の時間とお金を節約します」
ジュニパーは、この買収が2021年の収益に重大な影響を及ぼすとは考えていません。
Data Center Dynamics
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