中国当局、SKハイニックスによるインテルのNAND事業買収を承認

中国の規制当局は、SKハイニックスによるインテルのNAND事業買収を承認しました。

90億ドルの売却は2020年10月に合意され、1年後に必要な8カ国すべての承認を得ました。SK ハイニックスは今年末までに70億ドル、さらに2025年3月に20億ドルを支払い、資産の完全買収を完了させる予定です。

韓国のSKハイニックスは、一定の条件に同意すれば、米国企業のNANDメモリチップ事業を買収することができると、中国の 国家市場監督管理総局 が発表しています。

その中には、SKハイニックスがPCIeとSATAのエンタープライズ向けSSD製品を中国の国内市場に不当な価格で供給しないことを約束することが含まれています。

同社はまた、合併完了後5年以内にPCIeとSATAエンタープライズ向けS製品の生産量を拡大しなければなりません。中国市場の顧客にSKハイニックスまたは同社傘下の企業の製品を独占的に購入するように強制することはできなません。

「SKハイニックスは国家市場監督管理局の今回の合併認可を心から歓迎し、感謝する 」と声明が発表されました。

「当社は残りの合併後の統合プロセスを継続することにより、NANDフラッシュとSSD事業の競争力を強化します。」

今回の買収はSKハイニックス史上、最大の買収になりました

Cape Investment & Securitiesのアナリスト、Park Sung-soon氏はロイターに対し、次のように述べました。「SKハイニックスのNAND SSD事業は、これまではスマートフォンやPCなどの消費者向け製品が中心だったため、今回の買収はデータセンターなどの企業向け事業をより拡大することになりそうです。」

インテルは、ストレージの速度を向上させるために設計された技術システムであるインテルOptane事業を維持します。また、大連工場でのNANDウエハーの製造は継続し、2025年までNANDフラッシュウエハーに関するすべての知的財産権を保持します。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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