Legrand、中国のKeydakと英国のTESを買収

Legrand、データセンター関連の買収を継続

Legrandは、データセンター事業の拡大に向けて、中国と英国でそれぞれ1社ずつ、計2社の買収を発表しました。いずれの取引についても、買収条件は公表されていません。

中国では、Legrandは広州を拠点とするラックメーカーKeydakを買収しました。Keydakは330人以上を雇用しており、年間売上高は6,000万ユーロ(約6,960万ドル)を超えています。

英国では、電力配電システムを手がける欧州の専門企業TESを買収しました。TESの売上高の半分以上は、データセンター関連が占めています。同社は北アイルランドのCookstownを拠点とし、280人を雇用しており、年間売上高は約8,500万ユーロ(約9,860万ドル)です。

Legrandは、今回の2件の買収が同社の「積極的なボルトオン(補完的)買収戦略」の一環であるとしています。

CEOのBenoît Coquartは次のように述べています。「今回の2件の買収により、当社はデータセンター市場におけるポジションをさらに強化します。具体的には、コンピューティングインフラおよび重要電力の両分野です。今回の発表を含め、当社は今年合計4件の買収を発表しており、いずれもデータセンター分野です。2025年末時点で、データセンター関連は当社売上の26%を占めています。これらの買収は、年間で約2億8,500万ユーロ(約3億3,070万ドル)の追加売上をもたらす見込みであり、2030年に向けた当社の戦略ロードマップを着実に実行していることを示しています。」

TESは、低圧スイッチギア、モジュール型電気設備、バスダクトシステムを提供しています。同社は今後も、北アイルランドのCookstownおよびDerryの拠点で事業を継続するとしています。

TESのCEOであるBrian Taylorは、次のように述べています。「Legrandグループへの参画は、TESにとって大きな節目です。ここ数年で当社は驚異的なスピードで事業を拡大してきました。今回の買収はチーム全体の努力と専門性の証です。Legrandのグローバルな展開力と電力分野における市場リーダーとしての地位は、TESが国際的なプレゼンスをさらに拡大するための理想的な基盤となります。当社は、北アイルランドに根ざした企業としての強いコミットメントを維持しつつ、カスタムエンジニアリングのソリューションをより広い顧客層に提供できることを楽しみにしています。」

Legrandはフランスのリモージュに本社を置く産業グループです。現在90カ国で事業を展開し、電気機器およびデジタルビルインフラを提供しています。

同社は、これまでにデータセンター分野に特化した買収を約30件完了しているとしています。

最近では、ブラジルのデータセンターサービス企業Green4Tや、主にデータセンター向けに低・中電圧配電システムを提供する米国のKratos Industriesを買収しています。

2024年には、カナダのPower Bus Way、インドのNetrack、アイルランドのDavenham、オーストラリアのVass、コロンビアのUPSistemasなど、データセンター分野で5社を買収しました。さらに前年には、CRS、Linkk Busway Systems、Amperio、ポルトガルの配電盤企業Quitérios、負荷バンクプロバイダーAvtronを買収しています。

最近では、2段階式のダイレクト・トゥ・チップ型液冷技術を手がけるAccelsiusのシリーズB資金調達ラウンドにも参加しています

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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