NvidiaがRun:aiを7億ドルで買収

Nvidiaは、AIワークロード向けのGPUクラウド・オーケストレーション・ソフトウェアに特化したイスラエルのスタートアップ、Run:aiの7億ドル買収を完了しました。

今回の動きは、プラットフォームのオープンソース化計画を伴うもので、グラフィク・チップからAIインフラ管理へと拡大するNvidiaの広範な戦略における重要なマイルストーンと位置づけられています。

2018年の設立以来、Run:aiのプラットフォームはNvidia GPUのみをサポートし、企業向けにクラウドとオンプレミス環境にわたるAIアプリケーションのGPUリソースの効率的な管理と割り当てを支援してきました。

創業者のOmri GellerとRonen Darは、ソフトウェアをオープンソース化することで他のAIエコシステムとの互換性が強化され、その魅力と使い勝手が向上すると力説しています。

今回の買収は、2020年に始まったNvidiaとRun:aiのパートナーシップを基盤にしたものです。Run:aiの技術を統合することで、Nvidiaはソフトウェア・ポートフォリオを強化し、AIハードウェアおよびソフトウェア・ソリューションにおけるリーダーシップをさらに強固なものにしようとしています。

現在3兆5600億ドルの評価額を誇るNvidiaは、業界をリードするGPUとともに包括的なインフラ管理ソリューションを提供することを目指し、AIイニシアチブを積極的に拡大しています。

Run:aiのプラットフォームをオープンソース化することは、より広範なAI開発エコシステムを育成するというNvidiaの戦略的目標に合致しています。

Digital Infra Network( Shatabdi Mazumdar 記者）より抄訳・転載