Keppel DC REIT、広東省のデータセンター2棟を1380百万元で取得

Keppel DC REITは、広東省江門市にある設備の整ったデータセンター2施設を1億3806万人民元(約2億9710万SGD)で取得し、ポートフォリオを強化したと発表しました。

この2件の取得は、Keppel DC REITがGuangdong Bluesea Data Development Co. Ltd. (以下、Bluesea)およびその親会社であるGuangdong Bluesea Mobile Development Co. Ltd.と契約を締結したものです。

Keppel DC REITはこれまで、2021年7月にBlueseaと最初の契約を締結し、中国での最初の買収であるGuangdong Data Centreを実現していた。Keppel DC REITは、新たに取得したデータセンター施設の名称をGuangdong Data Centre 2 (Guangdong DC 2)とGuangdong Data Centre 3 (Guangdong DC 3)とする予定です。

Guangdong DC 2は、すでに設備が完備されており、取得の法的完了時に全額を支払う予定です。

一方、Guangdong DC 3は、2023年第3四半期までにフル装備になる予定です。そのため、Guangdong DC 3については、一部支払いが行われ、BlueseaはKeppel DC REITに建物シェルの賃料と一部支払いに対する金利を支払い、残りは艤装工事が完了した時点で支払われる予定です。この物件はトリプルネットベースで15年間Blueseaに賃貸される予定です。

広東省のデータセンター産業は明るい成長が見込まれる

2つのデータセンターは7階建てで、総床面積は約40920平方メートルです。また、「GBグレードAデータセンター設計基準」に準拠し、中国におけるデータセンターの最高水準を満たすように設計されています。

広東・香港・マカオのグレーターベイエリアは、中国の8大コンピューティングハブの1つとされており、Keppel DC REITの同エリアへの投資は、特にタイムリーで、高い収益を生む可能性があります。

また、広東省のデータセンター市場は、高品質で効率的なデータセンターへの需要の高まりと、重要なインフラの供給の逼迫により、さらに成長するとプレスリリースで述べています。

Keppel DC REIT マネジメント社のCEOであるAnthea Lee(アンシア・リー)氏は同社のプレスリリースで、業界を超えた広範なデジタル変革の取り組みを強化する上で、データセンターの重要性と中心的役割を確認したと述べています。

「データセンターは、他の多くの産業や成長分野を支えるデジタル・インフラストラクチャの重要な部分です。今回の買収によりマスターリース方式で賃貸しているデータセンターの数が増え、ポートフォリオの加重平均リース期間と稼働率が向上することになります。」

今回の合意により、 Keppel DC REIT は、アジア太平洋地域(APAC)および欧州に23のデータセンターを有するポートフォリオに拡大・強化されることになります。

W.Media ( Lois )より抄訳・転載

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