南アフリカのIHSがMTNからタワー5,701基を4億1200万ドルで取得

IHS Towersは、南アフリカのMTNから5,701基以上の携帯電話・無線通信タワーの買収を完了しました。

64億南アフリカランド（4億1200万米ドル）の買収完了により、IHSは南アフリカのタワー事業の70%を所有し、残りの30%はB-BBEE（Broad-based Black Economic Empowerment）コンソーシアムが所有することになりました。

MTNグループの社長兼CEOのRalph Mupita氏は、「規制当局の承認と取引に先立つすべての条件が整い、IHSが当社の南アフリカのネットワークにグローバルな能力をもたらすことをうれしく思います」と述べています。

IHS Towersは今回買収した5,701基のタワーを含め、アフリカ全土の約13,000カ所でMTNに電力管理サービスを提供することになります。

IHS Towersの会長兼CEOのSam Darwishは、「この買収の完了は、IHSの成長ストーリーにおける重要なマイルストーンです」と述べています。「IHSはアフリカで設立され、この地域は当社にとって重要な拠点であり続けています。今回の買収により、IHSは南アフリカ最大の独立系タワー事業者として、アフリカで最も産業化された経済圏に参入しました。」

IHSは現在、11の新興市場で事業を展開しており、そのうち7つはアフリカ、4つは中南米と中東にあります。同社は、全世界で約39,000基のタワーを保有しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。