Synopsys、350億ドルでのAnsys買収を確定

両社は2017年から協業

半導体設計ソフトウェアメーカーのSynopsysがAnsysの買収交渉に入ったと最初に報じられてから1週間が経過し、350億ドルの現金と株式による買収が確定しました。

Ansys は、ペンシルベニア州に本社を置くエンジニアリングおよび製品設計ソフトウェア会社です。

両社は2017年に、重複する顧客を支援するために両社の技術を統合する提携を発表して以来、協業してきました。その結果、 Synopsys の社長兼CEOであるSassine Ghaziは、「今回の契約は両社にとって 論理的な次のステップ を意味します」と述べています。

「AI、シリコンの普及、Software-Definedシステムといったメガトレンドは、システム全体の複雑性が増す中で、より高いコンピュート性能と効率性を要求しています。業界をリードするSynopsysのEDA（Electronic Design Automation）ソリューションとAnsysの世界トップクラスのシミュレーションおよび解析機能を組み合わせることで、全体的で強力、かつシームレスに統合されたシリコンからシステムまでのイノベーションアプローチを実現し、幅広い業界のテクノロジ研究開発チームの能力を最大限に引き出すことができます」

この買収は、規制当局と株主の承認を経て、2025年前半に完了する予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。