AmazonがFacebookの衛星チームを買収

Amazonは、低地球軌道(LEO)衛星への取り組みを強化するために、Facebookの衛星チームを買収しました。

The Informationが最初に報じ、Business Insiderが確認したところによると、Amazonはソーシャルメディア企業から十数名の衛星インターネットの専門家らを買収したとのことです。

物理学者をはじめ、光学、プロトタイピング、機械、ソフトウェアの各エンジニアを含むFacebookの従業員は、4月にAmazonに移籍したとThe Informationは報じています。

この人材獲得契約には、チームが開発した一部の知的財産や、設備機器も含まれていると、FacebookはInsiderに対し語っています。その他の条件については明らかにされていません。

FBチームは、100億ドル以上を投じてLEO衛星コンステレーションの打ち上げを目指している、現在500人規模のAmazonのProject Kuiper事業に加わります。同社は2026年までに3,000基以上の衛星を打ち上げ、ブロードバンド接続を提供することを目指しています。

Facebookは、2015年にユーテルサットと提携して以来、農村地域や遠隔地をつなぐ取り組みの一環として、衛星接続の開発を進めてきました。

しかしFacebookが顧客の1社であったスペースコムの衛星「AMOS 6」は、2016年に発射台の爆発事故で破壊しました。

同社は昨年、子会社のPointView Tech LLCを通じて、「Athena」と呼ばれるMaxar製の実験用低軌道通信衛星の打ち上げを行いました。Athena衛星やPointView TechがAmazonの所有に移ったかどうかについては不明です。

The Informationによると、Facebookは「数々の障害」の後、衛星部門の売却を決定したといいます。FacebookはSiliconANGLEに声明の中で、同社はコンステレーションや衛星サービスを立ち上げるつもりはないと述べていますが、これは昨年のAthena打ち上げ後に Light Readingに対し語ったものであり、同社はExpress Wi-Fiなどの新興技術に向けて焦点を移しています。

5月、Facebookは、アフリカの12か国に対する衛星経由での同社のExpress Wifiプラットフォームの提供に向けて、Eutelsat (ユーテルサット)と提携しました。

2018年、Facebookは「Project Aquila」(成層圏から農村地域や遠隔地にインターネット接続を提供する、太陽電池式の固定翼ドローンを開発するプロジェクト)を4年間の開発期間を経て終了しました。高高度疑似衛星(HAPS)は2回のテスト飛行が行われ、最初のテスト飛行は墜落に終わっています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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