AWS、シンガポールリージョン向け衛星地上局を開設

AWSは、シンガポールのクラウドリージョンに衛星地上局を接続しました。

同社によると、これはAWS Global Networkに接続される11番目のAWS Ground Station地上局になるとのことです。

AWS Ground Stationは、顧客が衛星通信の制御、衛星データの処理、および衛星運用の拡張を行うフルマネージドサービスです。

2019年にサービスを開始後、AWSは米国(オレゴン、オハイオ、ハワイ)、中東(バーレーン)、欧州(ストックホルム、アイルランド)、アジア太平洋(シドニー、ソウル、シンガポール)、アフリカ(ケープタウン)、南米(プンタアレナス)の各リージョンに地上局を設置してきました。

低軌道衛星の増加に加え、地球観測衛星などのデータ量が増え続けていることから、多くのクラウド事業者は自社施設に地上局の配備の検討を進めています。

マイクロソフトは最近、米国ワシントン州のクインシー・データセンターに初の衛星地上局を設置したことを明らかにし、SESはマイクロソフトの施設にさらに3基設置する計画があると話しています。

一方グーグルは、同社のStarlink衛星群向けにSpaceXの地上局をホストすると報じられています。

AWSは2010年にシンガポールのクラウドリージョンを立ち上げました。その後同社は2018年に、3つ目のアベイラビリティゾーンを追加しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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