NEC、Orangeの5Gスタンドアロン推進に参画

NECは、Open RANのイノベーションを推進するため、Mavenir社と共にOrangeの5G SA検証ネットワークへの参画を発表しました。

NECは、パリ郊外のシャティヨンにあるOrange のGardensキャンパスにある5G SA検証ネットワークにMassive MIMOを導入し、検証ネットワークの試行に協力しました。この検証ネットワークはPikeoと呼ばれ、Orangeはヨーロッパ初の5Gスタンドアロン(SA)、完全なエンドツーエンドの実験的クラウドネットワークであるとしています。

Orangeは、クラウド基盤にMavenirのクラウドネイティブなOpen vRANソフトウェアを採用し、NECはMassive MIMO(mMIMO)アクティブアンテナユニット(AAU)「32T32R」を提供していることを明らかにしました。これにより、大容量化とカバレッジの強化を実現できると考えられています。

NECは、O-RANアライアンスのオープンフロントホールにおける無線機と仮想分散ユニット(vDU)間の相互運用性が、Open RANの重要な展開マイルストーンになると述べています。

「Mavenir と NEC が Orange の Innovation 5G SA 実験ネットワークで mMIMO の Open RAN 展開に成功したことは、Open RAN 展開に向けた大きな足がかりとなり、そしてそれは革新的なパートナーとのマルチベンダー Open RAN ソリューションの開発をサポートするという Orange の取り組みを示している」 Orange のRadio Access Networks and Microwaves部門SVPのArnaud Vamparys氏はこのように語っています。

ちなみにNECは、Orange GardensキャンパスにおけるOrange とMavenirとのパイロット試験に参画する最も新しい企業となります。

Orangeは昨年、2年間に渡るクラウドネイティブ5Gスタンドアロン検証の計画を発表し、Mavenir、Casa Systems、Hewlett Packard、Dell、Amdocs、Xiaomiなどの数社がこの検証に参画しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。