BlueMed 海底ケーブル、コルシカ島バスティアに陸揚げ

Telecom ItaliaのSparkle、またもやケーブル上陸か

Telecom Italia Group傘下のSparkleは、BlueMed海底ケーブルをコルシカ島のバスティアに陸揚げしました。

これは、イタリアとフランス、ギリシャ、地中海に面する数カ国を結び、ヨルダンのアカバで終端する海底ケーブルシステムの最新の陸揚げです。

このシステムは、Googleや その他の事業者と提携して建設されたBlue & Ramanケーブルの一部であり、インドのムンバイまで延長される予定となっています。

2023年9月上旬、ケーブルのイタリア区間が開通し、パレルモ、ジェノヴァ、ミラノに4対のファイバーで120Tbpsの接続がもたらされました。

同月末、Sparkleはアカバとミラノを結ぶ地中海バックボーンを結ぶケーブルの地上区間を開通しました。

当時Sparkleは、2023年末までにコルシカ島、ポメツィア(ローマ)、ゴルフォ・アランチ(サルデーニャ)でもBlueMedが開通する予定であると述べていました。

Blue & Ramanプロジェクトは2020年に発表され、後者はインドのノーベル賞受賞者Venjata Raman氏にちなんで命名されたもので、4億ドルの投資が見込まれています。このケーブルは、現在海底ケーブルを独占しているエジプトとは異なる中東経由のルートを提供する予定です。

Sparkle は現在、KKRの子会社であるOptics Bidcoの投資を受けています。KKRは11月5日、Sparkleに対して6億ユーロ(6億4900万ドル)の拘束力のないオファーを提出しましたが、入札は拒否されました。KKRは最新のオファーを提出するため、1月末までの延長を要求しています。推定では、TIMは Sparkle を10億ユーロ(10億7000万ドル)近くで評価している模様です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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