ガーナの通信事業者Surfline社が財務上の問題でデータセンターの閉鎖に
ガーナの4G LTE企業であるSurfline Communications社は資金難が続きデータセンターと無線アクセスネットワーク(RAN)の閉鎖を迫られることになりました。
ガーナ国家通信局(NCA)は、Daily Graphicの取材に対して、同社が深刻なコスト問題に直面していることを確認しました。
NCA事務局長のJoe Anokyeは、次のように述べています。「Surfline社は、自社のデータセンターを閉鎖したと連絡してきました。それ以前にも、コストの問題で無線アクセスネットワークを閉鎖するとの連絡がありました」
現在、NCAがSurfline社の問題を解説するためのプレスリリースを作成していると報じられていますが、Anokyeは、Surfline社が一部の業者とトラブルを抱えていることについて、「大きな流動性の問題」とまとめています。
データセンターおよびRANの停止により、Surfline社はネットワークの全停止を経験しました。Surfline社は、同社のウェブサイトへの投稿で、次のように述べています。「今回の問題を解決するために、当社経営陣は全ての関係者とともに一生懸命に取り組んでいますので、どうかご安心ください。もちろん、ネットワークの復旧後、お客様の通信量の有効期限は延長させていただきます。また、お客様にご迷惑をおかけした分の補償をさせていただきます。」
NCAによると、Surfline社は昨年末時点で35,796件の広帯域無線アクセスに加入しており、ガーナ国内の固定のブロードバンド市場でおよそ25.4%のシェアを占める、2011年に設立された会社です。RocketReach社によると、2021年は9000万ドルの売上を記録しています。
また、ガーナでも、MTNグループは今年2月には同国向け5G展開に向けた投資計画として10億ドルを投資することを発表し、さらに4月にはLynk社がVodafone社との間で、同社が持つモバイルネットワークのカバー率を拡大するための衛星契約に調印しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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