Hawaiki Nui Submarine Cable、太平洋諸島に分岐ユニットを追加

BW Digitalの子会社Hawaiki Nui Submarine Cable LPは、Hawaiki Nui海底ケーブル・ネットワークを拡張する契約をオーストラリア政府と締結しました。

東南アジア、オーストラリア、そして北米を結ぶ総延長26,000kmの光ファイバーケーブル・システムは、太平洋諸島への接続を提供するため、分岐ユニットを追加することとなります。

ケーブルの敷設工事は2024年に開始され、2026年には開通する予定です。

この延長工事には、AIFFP(Australian Infrastructure Financing Facility for the Pacific)が資金を提供しています。

「オーストラリア政府とBW Digital社との契約は、デジタルデバイドを解消し、太平洋島嶼国へ安全で高速な接続を提供するという我々の共同コミットメントを示すものです」とBW Digital社のCEOであるLudovic Hutier氏は述べています。

このケーブルシステムでは、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカが結ばれることになります。

BW Digital社は、フランス領ポリネシアの郵便通信局(Office des postes et telecommunications)と接続について協議しており、タヒチ、アメリカ領サモア、ハワイに接続する支線を追加する可能性もあるとしているが、どの島に接続さ れるかについては明らかにしていません。

今月初め、GoogleはSouth Pacific Connect構想の一環として、アメリカ、オーストラリア、フィジー、フランス領ポリネシアを結ぶ2本の新しい太平洋横断ケーブル(名称はHonomoanaとTabua)を発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。