Orangeがスペインで5Gスタンドアローンネットワークを開始
これまでに4都市でサービスを開始し、今後さらに拡大予定
Orangeは、スペインの通信事業者として初めて、国内で5Gスタンドアロン(Standalone:SA)サービスを開始しました。
同事業者はこのサービスを「5G+」と名付け、マドリード、バルセロナ、バレンシア、セビージャで展開します。
この5G+サービスのカバレッジは、これら4都市で90%を超えると同社は主張しています。
Orangeによると、このサービスでは、ネイティブな次世代バンドの使用による屋内カバレッジの向上に加え、低遅延、セキュリティ上の利点、デバイスのバッテリー寿命の延長が実現されるといいます。
このサービスを利用するための追加費用は発生しませんが、対応する機器でのみ利用することができます。
5G+サービスは、接続されるデバイスの数を増やし、1平方キロメートルあたり最大100万接続、既存の技術の100倍の容量でサービスを提供できるようになります。
この技術により、ネットワークスライシングを初めて利用できるようになり、Orangeは顧客向けにスペクトルの仮想「スライス」を作成し、顧客固有のニーズに合わせて設計できるようになります。
この通信事業者の5G SAネットワークは、Ericcson、Nokia、Oracle Communicationsが提供しており、この3社は昨年2月にこの通信事業者と5G SA契約を締結しています。
先月、Orangeは、スペイン事業のCEOであるJean-François Fallacherがフランス事業のCEOに任命されたことを明らかにしました。
Orange Middle East & Africaの現最高財務責任者であるLudovic Pechは、Fallacherの後任としてOrange SpainのCEOに就任します。
同社のベルギー事業は1月、Telenetと固定ネットワークアクセスに関する15年間の卸売契約を締結し、両事業者が互いの固定ネットワークにアクセスできるようになりました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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