インド・ノイダで違法な電話交換機を運営した3人を逮捕

逮捕された一人は元クリケットの選手

インドのノイダで、違法な電話交換機を運営していたとして3人が逮捕されました。

交換機は同市の132区にあり、Voice Over Internet Protocol（VoIP）ベースの迂回システムで国際電話をインドの番号に違法に接続するために使用されていたと報じられています。

VoIPシステムは、音声をデジタル信号に変換してインターネットを経由し、受信側で電話信号に戻す仕組みです。違法な電話交換機を利用することで、物理的なアドレスを持たないローカル番号で電話をかけることができ、犯罪者を追跡することができなくなります。

「UP Special Task Forceは、ノイダで運営されている違法な電話交換機に関する情報を受け取っていました。捜査中、警察はこの交換機のサーバーを追跡し、ここSector 132の場所にたどり着きました」と、警察（STF）の追加監督官Raj Kumar Mishraは言いました。

「電気通信局とTata Tele Servicesの職員が確認のために呼び出され、その後、3人の被告人がSector 132のBブロックにあるSify Data Centerから逮捕されました」とMishraは付け加えました。

逮捕された者の中には、ジャールカンド州代表としてランジ・トロフィーを戦ったことのあるクリケット選手、Ashutosh Boraもいました。Boraは、「凶悪事件」に手を染めたきっかけを「キャリアの失敗」に求めたと言われています。彼はまた、若い選手を騙して、ランジ・トロフィーやインディアン・プレミアリーグでクリケットをプレーさせると見せかけたことでも非難されています。

Boraは2021年に偽造と不正行為で逮捕されています。

逮捕された他の2人は、Abhishek ShrivastavaとMohammad Shoibです。

違法な電話交換機の発生は、珍しいことではありません。ちょうど今日、別のノイダの交換所、今度は産業部門2にある交換所が摘発され、1人の逮捕者を出しました。ノイダは急成長中のデジタルハブで、Adani Enterprises、STT GDC、NTT、Sify Technologies、CapitaLandなど、複数の大手企業が市内でデータセンターの運営や開発を計画しています。

2013年にオープンしたノイダのDEL01データセンターは、2,100ラック、16MWの容量を備えています。このサイトは75MWまで拡張可能です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。