Virgin Media O2、ヘリコプターでアイラ島の4Gエリアを改善

Virgin Media O2は、ヘリコプターを使ってイギリスの離島アイラ島に4G電波塔を搬入しました。

人口3,000人強のスコットランドのアイラ島に、合計6基の新たな4G 電波塔 が建設されます。

アイラ島はアーガイル・アンド・ビュート郡の一部であり、同郡はShared Rural Network（SRN）プログラムの一環として、同郡全域の60カ所以上に4Gネットワークを導入する予定です。

現在、Virgin Media O2、Vodafone、EE、Threeの4社のネットワーク事業者が4Gのカバレッジを提供しているのは、アーガイル・アンド・ビュートの60％に過ぎません。

しかしこれは、すべてのSRNのアップグレードが完了後、25％増加する予定です。

Virgin Media O2のネットワーク戦略エンジニアリング担当ディレクターのPaul Kells氏は次のように述べています。「業界のShared Rural Networkイニシアチブは、人々の生活に現実的かつ具体的な変化をもたらします。Virgin Media O2では、信頼性の高い4Gカバレッジをイギリス全土の農村部に提供し、農村部と都市部のコミュニティ間のデジタルデバイドを埋める一助となるべく、その一翼を担っています」

「スコットランドの多くの地方では、すでに新規および更新された電波塔からの恩恵を受けており、アーガイル・アンド・ビュートほど、我々の投資から恩恵を受けるところはないでしょう。我々はShared Rural Networkプログラムへのコミットメントの一環として、60以上のサイトのアップグレードに取り組んでいます」

SRNは、英国の最も遠隔な地域を接続することを目的としており、2026年までにすべての事業者の4Gカバレッジを英国国土の90%まで拡大し、その合計カバレッジを95%まで拡大するという、モバイル業界と政府が支援する10億ポンド（12.1億ドル）プログラムの一部です。

これは、5億ポンド（6億700万ドル）の公的資金に加え、モバイル事業者がさらに5億ポンドを提供することで支えられています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。