Vodafone、英国グロスターにソーラーパネルを設置

年間24万kWhの発電が可能に

Vodafone UKは、イギリス・グロスターの携帯電話交換局にソーラーパネルを配備しています。

720枚のソーラーパネルを設置し、年間240,000kW時間の発電を見込んでいます。Vodafoneよると、これは同交換局のエネルギー消費量の約12%をカバーすることになるそうです。

同社によると、今後2年間で、英国の他の拠点でも同様の展開が予定されているとのことです。

このソーラーパネルは、同社のエネルギー効率を向上させるための幅広い試みの一部です。これと同様に、Vodafoneは11,500の無線基地局でAI、機械学習、ビッグデータ解析を利用し、必要以上に消費しているネットワークの領域を改善する意向です。

「私たちは皆、財務面でも環境面でも、エネルギー効率を高める必要性を認識しています。データ通信とエネルギー消費、二酸化炭素排出量の関係を切り離すことができたのは、エネルギー効率に重点を置いてきたからです。そして、私たちのネットワークほど重要な場所はありません」と、Vodafoneの英国ネットワークディレクター、 Andrea Dona は述べています。

「ビッグデータやスマートサイトなどの素晴らしいプログラムを提供するために、自社の技術を使うことは、非常に大きなインパクトがあります。オンサイト発電も重要な野心であり、グロスター交換局で初のオンサイトソーラーが稼働していることを嬉しく思います。」

同社は2021年に初めてスマートシティを発表しました。現在、エネルギー消費量の多い1,300カ所に配備されているこのスマートシティは、IoTとAIを組み合わせて遠隔監視を可能にし、エンジニアのオンサイト保守を低減してます。

Vodafone は、こうしたエネルギー効率化対策の結果、2019年以降、転送されるデータ量が300パーセント増加したにもかかわらず、エネルギー使用量は横ばいになっていると主張しています。同じ期間に、 Vodafone の英国の炭素排出量は77パーセント減少しています。

同社は2027年にネットゼロの目標を掲げており、すでに100%再生可能エネルギーで稼働しています。同社にとって英国で2件目となる太陽光発電の電力売買契約は、2023年2月に締結されました。

同社は今後数週間のうちに Threeとの合併を最終決定する予定です。両社間の協議は6ヶ月前から行われており、合併すれば推定175億ドルの価値があるとされている。この12ヶ月間、 Vodafone はスペインの事業部門を40億ドルで売却し、ハンガリーの事業部門とVantage Towers事業の株式を売却することも検討しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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