STT GDC、2030年までにカーボンニュートラル達成を宣言
シンガポールのST Telemedia Global Data Centers(STT GDC)は今週、新たなESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)戦略を発表し、2030年までにカーボンニュートラルの達成を約束しました。
同社はこの目標を達成するために、グリーン電力供給業者からエネルギーを購入し、必要に応じてグリーン電力証書( REC )または電力購入契約( PPA )を活用すると述べています。また、BREEAM、LEED、BCA-IMDA Green Mark、SS564などのエネルギー効率認証を取得するための新施設の建設を進め、継続的にエネルギー効率を高め、 PUE を改善し、そして、資源の消費を抑制するために水利用効率(WUE)プログラムを実施します。
「持続可能性(サスティナビリティ)は常にSTT GDCの重要な優先事項であり、グループは社会の現在および将来の期待に沿った将来性のあるデータセンターを提供する責任を認識している」とSTT GDCのプレジデント兼グループCEOであるブルーノ・ロペス氏は述べています。
グリーン化を急ぐSTT
STTが利用するエネルギーの43%は既にゼロカーボンの 再生可能エネルギー 源から供給されていますが、同社はその栄光に甘んじず、新たなESG戦略で、そのアプローチを形式化して加速していくとロペス氏は述べています。
「STT GDCは、社会、政府、世界のテクノロジー業界が機能するために不可欠でありながら、リソース消費レベルが増加し続けている業界の一部であるデータセンター事業者としての独自の立場を強く認識している」と彼は補足しています。
STTは、年内に最初のESGレポートをリリースすると述べています。
今月初め、同社のインド部門は、マハラシュトラ州のデータセンター用として、9,900万kWhの再生可能エネルギーの調達に関するAvaada Energyとの契約を発表しました。
Data Center Dynamics
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