APACハイパースケールデータセンター市場は2028年までに660億2千万米ドルの見通し

アジア太平洋(APAC)地域のハイパースケールデータセンター市場は、2028年までに660億2,000万米ドルの規模に達すると予想されています。

ResearchandMarketsによると、同市場の年平均成長率は6.3%で推移しています。 同市場の推進要因としては、データセンター開発を支援する政府の取り組み、工業地域の成長、海底ケーブル接続の増加、クラウドサービスプロバイダーからの投資、世界のコロケーション事業者の関心などが挙げられます。

データセンター業者としてはこのレポートに登場する「AirTrunk、Amazon Web Services (AWS)、Alibaba、Apple、BDx (Big Data Exchange)、CDC Data Centres、Chayora、Chindata Group、Colt Data Centre Services、CtrlS Datacenters、Digital Realty、Equinix、Facebook (Meta)、GDS Services、Global Switch、Google、Iron Mountain、Keppel Data Centres、LG Uplus、Microsoft、 Nxtra by Airtel、 NEXTDC、 NTT Global Data Centers、 OneAsia Network、 Princeton Digital Group (PDG)、Regal Orion、 Shanghai Atrium (AtHub)、 SpaceDC、SUNeVison Holdings (iAdvantage)、 Sify Technologies、 ST Telemedia Global Data Centres、Tenglong Holdings Group (Tamron)、 VNET、 Vantage Data Centers、 Viettel IDC、 Yotta Infrastructure Solutions (Hiranandani Group)」です。

政府によるデジタル化への取り組みは、マレーシア、タイ、インド、オーストラリア、日本、韓国、中国、ニュージーランドといった国々で見られるように、このレポートで強調されている主要トレンドの一部であることを示しています。

東南アジアのデータセンター業界は成長を続けています。 最近 Bridge Data Centres(BDC)は、クアラルンプールのMRANTIパークにあるMY03ハイパースケールデータセンターキャンパスの拡張を発表しました。この拡張により、マレーシアおよびアジア太平洋地域のハイパースケーラーや企業に、さらに48MWのIT電力を供給することが可能になります。

マレーシアの中央研究・技術革新商業化機関であるMRANTI(Malaysian Research Accelerator for Technology & Innovation)と、BDCはMRANTIパーク内に3つの建物と132kV変電所を開発する契約を締結しました。今回の拡張により、MY03は合計64MWのIT電力を供給することになります。

先週インドネシアでは、STT Telemedia Global Data Centre(STT GDC)が、ブカシ市で同社最初のデータセンター施設であるSTT Jakarta 1を開設しました。

シンガポールはインフラと接続性に関して、インターネットとテクノロジーのインフラを強化するため、Digital Connectivity Blueprintと呼ばれる重要な計画に着手しています。シンガポールでは、海底ケーブルの陸揚げ施設を増やすことで、アジアにおけるオープンエコノミーと高度に接続されたハブとしての地位を強化することを目標としています。

W.Media (  Shenton Gomez 記者 )より抄訳・転載

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