上海、東京、香港がAPAC地域のトップデータセンター市場をリード

上海、東京、香港といった北東アジア諸国が、アジア太平洋(APAC)地域の有力なデータセンター市場として台頭してきたことが、Knight Frankの報告書により明らかにされました。

Knight Frankのレポートは、上海、東京がアジア太平洋(APAC)地域の有力なデータセンター市場として台頭していると報告しています。この「データセンターQ1 2023」と題された本レポートは、データセンターの調査・分析プラットフォームであるDC Byte社との共同で作成され、APACで急速に成長している9つの市場(香港、上海、東京を含む)に焦点を当てています。

Knight Frankは、APAC地域のデータセンター市場規模に関して、上海(2,692MW)、東京(2,575MW)、が上位を占めていると説明しています。また、上海、東京、香港のデータセンターは、その容量の大部分が稼働中セグメントであり、稼働中のデータセンターのレベルが高く、需要が旺盛であることを示しているとしています。

上海、香港、東京は、Knight Frankのデータセンター2023年Q1レポート に掲載されている市場の一部ですが、アジア太平洋地域(APAC)全体の成長は力強く、これら三つの地域はこの成長に貢献しました。また、同レポートでは、東京で2023年第1四半期に50MW以上の新規設置容量が追加されることにも触れています。

東京におけるプライマリーマーケットの機会には多くの関心が集まっており、例えばST Telemediaや STACK Infrastructureなどの事業者が東京でのパイプラインプロジェクトを抱えています。また2023年2月には、AirTrunkがTOK2ハイパースケールキャンパスで次の開発フェーズの起工式を行いました。本レポートでは、東京の市場活動は、既存のプレイヤーに加え、Digital Edgeのような新規参入企業によって牽引されていることを強調しています。

W.Media ( Lanxin Zhang記者)より抄訳・転載

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