
アラスカ航空、3か月で2度目のIT障害を受け大規模なITレビューを実施
約400便が欠航
アラスカ航空は、IT障害による運航停止を受けて、ITインフラの大規模な見直しを実施する予定です。
先週木曜日、同社の主要 データセンター で障害が発生し、アラスカ航空と子会社のホライゾン航空の全便が8時間にわたり離陸できなくなりました。
これは7月にデータセンターの問題で3時間の運航停止が発生して以来、2度目の障害となります。
週末に発表された声明で、アラスカ航空は今回の障害で約5万人の旅客に影響が出たと説明しました。
同社によれば、障害は午後3時30分から停止し、「各種運航を可能にする主要システムの幾つか」に支障をきたしたため、航空機を地上で待機させる「運航停止措置」の実施が必要となったとのことです。
同社は、「今年初めに同様の障害が発生した後、システム強化策を講じてきましたが、今回の障害はシステムの安定性を確保するためにまだ取り組むべき課題が残っていることを改めて浮き彫りにしました。必要な耐障害性を確保するため、直ちに外部の技術専門家を招き、ITインフラ全体を診断します」と述べています。
アラスカ航空の子会社であるハワイアン航空は、今回の障害の影響を受けませんでしたが、同社も今年6月に問題が発生しています。
アラスカ航空の2024年年次報告書によると、同社はシアトル・タコマ国際空港近郊の所有または賃貸ビル数棟のうちの1棟でデータセンターを運営しているようです。報告書内では、「当社はまた、カリフォルニア州バーリンゲーム、カリフォルニア州ロングビーチ、ハワイ州ホノルル、オレゴン州ポートランド、ワシントン州ピュアラップ、ワシントン州クインシー、ワシントン州レントン、ワシントン州シアトル、ワシントン州スポケーンにおいて、運用、研修、管理、データセンター施設を賃借している」と記されています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。































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