Alibaba Cloudの障害でアプリがオフラインに

Alibaba Cloudは日曜日、ショッピングプラットフォームのTaobaoや職場コミュニケーションツールのDingTalkを含む主要なアプリケーションの多くが、コンソールやアプリケーションプログラミングインターフェースの異常であると後に報告さ れ、約3.5時間オフラインになりました。

South China Morning Post(SCMP)によると、問題は11月15日(日)午後5時44分から午後9時11分まで続き、同社のクラウドストレージサービスや多数の人気アプリに影響を及ぼしたということです。この障害はマイクロブログサイトWeiboで瞬く間にトレンド入りしました。

アリババグループホールディングの子会社であるAlibaba Cloudは、他のほとんどのクラウド製品の実際の運用に影響はないと述べました。

この問題は、昨年12月にも大規模なシステム障害が発生し、アリババの香港とマカオの業務が1日以上中断したのに続くものです。

アリババはここ数カ月でAI業界に大きく進出しており、8月にはOpenAIの「GPT-4」やGoogleの「Bard」と同様の方法で画像入力に反応できるオープンソースモデルを公開しました。

7 月、Alibaba Cloudは、MetaのオープンソースAIモデルLlamaをサポートする最初の中国企業となり、中国企業が米国の技術にアクセスすることを米国が制限していることから、両社にとって重要な動きとなりました。

この問題は、アリババがその前日に毎年恒例の「独身の日」商戦を終えていたことを考えれば、このタイミングは幸運だったと言えるかもしれないものの、今週発表される同社の決算を控えてのことであり、また、アリババがこのような事態を招いたことは、アリババの経営陣にとっても大きな痛手となったことは間違いないでしょう。

W.Media( Karl Loomes 記者)より抄訳・転載

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