機器の故障 により日本で大規模な通信障害が発生、3,900万回線の携帯電話に影響

通信事業者であるKDDI株式会社で週末に発生した長時間の停電により、日本では約4000万人が携帯電話サービスを利用できない状態に陥りました。

この障害は、宅配便、ATM、気象サービス、楽天モバイルなど、ネットワークに依存している企業向けサービスにも影響を及ぼしました。そして26万の法人顧客が影響を受けました。

KDDIの高橋誠社長は日曜日の記者会見で、「安定したサービスを提供し、社会基盤を支えるべき電気通信事業者として、今回の事態を深くおわびする」と謝罪しました。

障害は土曜日午前1時35分から始まり、月曜日の朝まで続きました。(月曜日の朝時点でも完全復旧していなかったのは各メディアの報道の通りです)

KDDIは、今回の障害の原因は「機器の故障」であると発表しました。

「VoLTEの交換機にトラフィックが発生している。トラフィックの混雑を軽減するために流量を制御するための対策を続けている 」とKDDIは月曜日に発表しました。

「通信障害により、現在KDDIカスタマーセンターなどの問い合わせが非常に混雑している」

この障害を受けて、同社の株価は4%近く下落しました。

尚、競合キャリアのNTTドコモは10月に同様の大規模障害を引き起こしており、政府から業務改善を指示されていました。

金子恭之総務大臣は、今回の障害後の記者会見で、「大変遺憾」とコメントしました。さらに、KDDIはこれ以上障害が発生しないよう、抜本的な対策を講じるべきだと付け加えました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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