データセンターの電力サージと冷却障害により、Microsoft Azureサービスがダウン
商用電源のサージが冷却装置の停止を引き起こしたことが原因で、マイクロソフトのデータセンターで障害が発生しました。
この障害により、東南アジアのクラウドリージョンにホスティングされている顧客に多くの問題が発生しました。
「冷却機能障害が発生している間、データセンター内の室温が上昇したため、ハードウェアのダメージを回避し、冷却システムの負荷を軽減する目的で、積極的に多くのコンピューティングおよびストレージユニットの電源を落とした」マイクロソフトはステータスページでこのようにコメントしています。
「影響を受けたストレージとコンピュートスケールユニットはすべて、同一のデータセンター内にあり、 リージョン の3つの アベイラビリティゾーン (AZ)のうちの1つに含まれていた。いくつかのダウンストリーム・サービスにも影響があったはずです」
Esplanade and Nanyang Technological University (NTU)のウェブサイトは、今回の障害で影響を受けたサイトの1つです。
また、シンガポール国民の包括的な貯蓄・年金制度である中央積立基金委員会は、”局地的な障害 “のため、利用者がそのサービスにアクセスできなくなった、と発表しています。
マイクロソフトはこれまでも、2020年に英国のデータセンターでの冷却機能喪失に伴う今回同様の障害を引き起こしており、その際には国内のCovid-19追跡アプリがダウンしました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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