Oracle Cloudがヨーロッパで障害発生とのユーザー報告

DownDetectorによると、クラウドの障害は6時間に

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のユーザーから、5月19日ヨーロッパで障害が発生したとの報告がありました。

The RegisterがOCIの顧客からの報告やDownDetectorのウェブサイトとともに最初に報告したところによると、OCIはUTCの午前7時頃、ヨーロッパの様々な地域で問題が発生したようです。

障害は約6時間続き、OCIのIDプラットフォームに影響を与えたとのことです。影響を受けたリージョンには、フランクフルトにあるOCIのドイツ中央リージョンが含まれ、アムステルダムにあるオランダ北西リージョンへのフェイルオーバーは失敗しました。

DCDはOracle(オラクル)に連絡して、この障害の確認と原因について説明を求めています。

オラクルはフランクフルトのEquinixの顧客として知られており、ドイツを拠点とするEU Sovereign Cloudリージョンを同社でホスティングしています。Equinixはフランクフルトリージョンに少なくとも9つのデータセンターを有しています。

オラクルのステータスページには、本稿執筆時点で2025年5月の「インシデントは報告されていません」と記載されています。

先月、オラクルはサイバー攻撃を受けました。当初、クラウドプロバイダーはそのようなインシデントの発生を否定していましたが、その後顧客に対し、インシデントが発生したが影響を受けたのはOracle Cloud Classic(旧世代のプラットフォーム)のみで、OCIは影響を受けなかったと伝えています。

ここ数か月、Google、AWS、ウクライナのDe Novoなどのクラウドプロバイダーも、さまざまな理由で障害に見舞われています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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