Arm、IPO のアンカー投資家とすべくNvidiaと交渉中
英国のチップデザイン会社Armが、新規株式公開(IPO)のアンカー投資家として向かい入れるべく米GPU大手Nvidiaとの交渉を進めています。
Nvidiaは昨年、規制当局の反発により660億ドルでのArm買収を断念しましたが、その後、現在の人工知能ブームで自社の価値が急上昇しています。
Financial Timesの報道によると、NvidiaはArmを350億ドルから400億ドルの間で評価する株価を求めているのに対し、Arm自身は800億ドルに近い評価を求めているとのことです。
アンカー投資家は、IPOに先立ち、安定性を確保し、他の潜在的投資家を安心させるために、取り決められた価格で会社の株式を購入します。Nvidiaによる買収が決裂した後に発表されたIPOは、早ければ今年9月にも実施される見通しです。
Armは命令セットアーキテクチャを開発し、アップル、マイクロソフト、クアルコム、サムスンなどの各社にライセンス供与を行っています。また、Nvidiaも自社のGrace CPUにArmのライセンス供与を受けています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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