あつ森でデータセンターを学ぶ【特集】

皆様が普段からパソコンやスマホで使っている様々なサービスは全てデータセンターから配信されています。このように現代の社会生活には欠かせない存在であるデータセンターは実は世間ではあまり知られていません。また、データセンターでは高度な最先端技術が随所で使われており、一般の人には非常に難しいものです。

そこでここではちょうど一年前に発売され、昨年大ヒットを記録した「あつまれどうぶつの森」のイメージ画像を使って、 データセンターの各設備を紹介していきます。是非楽しみながら、データセンターについて学んでいただければ幸いです。

データセンターとは?

データセンター とは、顧客のサーバやネットワーク機器などのIT機器を設置・収容する場所のことを指します。

現在のようなデータセンタービジネスが誕生する以前は、各企業はそれぞれ自社ビル内にサーバールームを設けて、そこにラックそしてIT機器を設置して運用していました。しかし、ITサービスの重要性や、地震や水害などの自然災害リスクへの懸念が高まるにつれ、より堅牢な施設にIT機器の設置を望むニーズが生まれ、そのニーズをかなえるために「データセンター」は誕生しました。

このように、一般的に言われるデータセンターとは、立地の安全性、建物の堅牢性、電源や通信の冗長性やバックアップ体制、セキュリティ、サポート体制など非常に高度なレベルで維持運用されている施設のことを意味します。ただし、従来からあった企業内の小規模サーバ室(1ラック~数ラック)も広義のデータセンターと呼ばれますので、一概に「データセンター=大規模施設」ということではありません。

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【データセンター施設内部】

それではまずはデータセンター施設内の各設備を見てみましょう。


受付

データセンターに入館するにはまず受付で、入館のための手続きを行う必要があります。受付では、身分証の提示と共に入館手続き書類に必要事項の記入を行います。データセンター内をエスコートいただく施設側担当者かお客様担当者も記載する必要があります。もちろんいきなり行って入館できるわけではなく、あらかじめ入館申請が受理されている必要があります。

入館前には更に指紋登録や静脈登録なども要求されます。

ちなみにデータセンターの場合は、敷地内に入るまでも入口のセキュリティゲートで、警備員の入場許可を得る必要があったりと、施設の受付にたどり着くのも容易ではありません。

お客様ラウンジ

お客様ラウンジは、データセンター に訪問されるお客様にとっての貴重な休憩場所です。窓が一切なく、電磁波やIT機器の排気音が飛び交う、肌寒く殺風景なデータセンター内での作業はエンジニアにとって過酷です。特に障害対応時や大規模のメンテナンスなどで長時間作業、夜間作業を行うことも珍しくありません。

そんな現場エンジニアにとってラウンジはほっと一息つける貴重な空間となります。

お客様ラウンジにはドリンクの自動販売機やカップ麺、スナック菓子なども置いてあり、小腹を満たしつつリフレッシュが出来ます。

ちなみに、データセンターによってはシャワールームや仮眠室が用意されているところもあります。

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