Google がノースカロライナ州で189MWの風力PPA締結
PJM送電網でデータセンター用エネルギーを引き取る
Googleは、ノースカロライナ州のApex Clean Energy社から風力エネルギーを調達するための電力購入契約(PPA)を締結しました。
同社は、 チョーワン郡 に建設予定の189MWのティンバーミル・ウインド・プロジェクトの全出力を引き取ることになります。
「ティンバーミル・ウィンドは、風力発電の推進が難しいことで有名な地域であっても、当社の広範なポートフォリオを実行するApexチームの比類ない能力を示しています」とApexのCEOであるKen Young氏は語っています。「価値観を共有し、エネルギー転換における役割について意欲的な視点を持つGoogleと一緒に、この強力な協力関係によってのみ実現可能な、クラス最高のプロジェクトを提供できることを嬉しく思います」。
このPPAは、デラウェア州、イリノイ州、インディアナ州、ケンタッキー州、メリーランド州、ミシガン州、ニュージャージー州、ノースカロライナ州、オハイオ州、ペンシルベニア州、テネシー州、バージニア州、ウェストバージニア州、コロンビア特別区を含むPJMグリッド上の同社のデータセンターのクリーンエネルギー需要に貢献します。
Googleのエネルギー・シニア・リーダーであるDonna Calderon氏は、「10年以内に、すべてのGoogleデータセンターが、毎日毎時クリーンな電力で稼働するという野心的な目標を掲げています。脱炭素化が最も困難な送電網のひとつに風力発電を追加するだけでなく、ノースカロライナ州にクリーンエネルギーの雇用を増やすために、初めてApexと協力できることをうれしく思います」と述べています。
Googleは、PJMインターコネクト地域のオハイオ州、バージニア州、ノースカロライナ州、テネシー州にデータセンターを有しています。
ノースカロライナ州北東部のバージニア州との州境近く、ノーフォークとバージニアビーチから南へ約60マイル(約8,600エーカー)に位置するチョーワン郡のプロジェクトでは、最大45基のタービンが開発される可能性があり、工事は2023年5月に開始され、2024年に完了する予定です。
2009年に設立されたApex社は、全米で合計60GWの風力・太陽光発電プロジェクトを運営・開発した実績があります。これまでにアイオワ州のMeta社とPPA契約を締結しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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