Intel、2030年までに100%の再エネ化を計画

インテルは、2030年までに完全な 再生可能エネルギー による稼働、埋立廃棄物ゼロ、そして水の使用に関するネットポジティブ目標を設定しました。

目標は、同社の新しい企業の社会的責任(CSR)レポートに含まれています。また、鉱物調達に関する責任や、半導体業界の環境インパクトの軽減を約束し、医療技術を促進するための標準化に取り組み、インクルージョンを推進し、私たちが カーボンニュートラル コンピューティングを達成できるよう援助するとしています。

同社はすでにゴミの90%のリサイクル化を実現しており、有害廃棄物をすべて排除し、温室効果ガス排出量を過去10年間で39%削減し、2010年に設定した目標のほとんどを達成しています。

森林火災、エネルギー、インクルージョン、そして新型コロナ

新しいCSRレポートでは、Covid-19の話題から始まり、気候変動と不公平への取り組みとともにパンデミックへの対応を述べ、森林火災についても言及しています。「Covid-19に照らして、全世界の大いなる課題を解決するために各企業が協調的アプローチをとる必要性はかつてないほど明らかになっている」とインテルのCSR責任者であるSuzanne Fallender氏はブログ 上で述べています。「これはテクノロジー企業にとっては特に当てはまる。データや情報はこのパンデミックの追跡、診断、治療を支援する上で重要な役割を果たしており、私たちは今後もグローバルな課題を乗り越えるために引き続き取り組んでいく。」

環境目標と並行し、インテルは、シニアリーダーシップの役割において、女性と過小評価されている少数派の数を倍増させ、それらの多くを技術的ポジションに入れることを計画しているとしています。現在、インテルのシニアリーダーシップの18名は女性であり、少数派グループの出身からは7%に留まり、依然として少数派のままです。今時点でインテルの女性社員の25%は技術的な役割を担っています。これを同社は、今後10年間で40%までに増加したいと考えています。

– shutterstock

レポートには、Covid-19への対応に関するテクノロジーの役割に端を発する「健康と安全」に関するセクションがあります。インテルは、テクノロジー業界と政府が クラウドAI を活用して治療法の確立を加速させ、医療システムがより広く利用できるような基準の確保を望んでいます。同社はまた、自動運転車の安全の確保を約束しています。

自社の排出量と同様、インテルには、環境配慮という別の大きな負荷があります。上流と下流のバリューチェーンで発生する「スコープ3」排出量です。つまり、インテルテクノロジーにより構築されたシステムからの排出量を含みます。これらの排出量は、スコープ1の自社内排出量そして購入エネルギーからのスコープ2排出量よりもはるかに大きい可能性があります。インテルは、全社員のPCの消費電力を削減することを約束し、スコープ3排出量を10%削減するといった目標を設定しています。

マイクロソフトは2030年までにカーボンネガティブを宣言しているように、他の多くのテクノロジー系リーディング企業も、カーボンフットプリントの削減を約束しています。

Data Center Dynamics

原文はこちら

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。