Metaがテキサス州のLongroad Energyと長期PPAを締結
2025年に商業運転を開始予定
Metaは、テキサス州ヨーカム郡にある300MWac(400MWdc)の「1000 Mile」ソーラー・プロジェクトの出力100%を購入するため、米国の再生可能エネルギー企業Longroad Energyと長期売電契約(PPA)を締結しました。
Metaのエネルギー部門責任者であるUrvi Parekhは、「このプロジェクトから得られる再生可能エネルギーは、当社のデータセンター運営をサポートするだけでなく、電力使用量を100%クリーンな再生可能エネルギーで賄うという継続的な取り組みもサポートします」と述べました。
Longroadは、テキサス州にあるMetaのデータセンター業務に電力を供給するSouthwest Power Pool(SPP)グリッドにエネルギーを供給します。これはLongroadにとって、SPPフットプリント内での最初のプロジェクトです。
SPPとその関連企業は14州にまたがり、テキサス州北部の大部分を含む米国中部の大部分をカバーしています。
1000 MileはLongroad最大の太陽光発電プロジェクトで、2026年に商業運転を開始する予定です。
今回のPPAは、両社間の最新のものです。「1000 Mileが加わることで、LongroadとMetaは1.3GW以上のプロジェクトで協力することになる」と、LongroadのPaul Gaynor最高経営責任者(CEO)は述べました。
2019年、Meta(当時 Facebook)はテキサス州アンドリューズ郡にある Longroadの379MWのProspero Solarプロジェクトに4億1600万ドルを投資しました。同プロジェクトは2020年に商業運転を開始しています。
このPPAはMetaにとって、2024年にテキサス州市場で2件目の再生可能エネルギー供給契約となります。11月には、テキサス州ミラム郡にあるEngie North AmericaのSypert Branch太陽光発電プロジェクトからの260MWのエネルギーについて、環境属性購入契約を締結しました。
さらに、インディアナ州、イリノイ州、アーカンソー州、ルイジアナ州で2024年に契約電力1.2GW以上のPPAを締結しています。
同社はテキサス州のテンプルとフォートワースに2つのデータセンターを運営しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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