Google がアイルランドで58MWの太陽光発電PPA契約
エメラルド島で初のエネルギー契約に調印
Googleはアイルランドで初の電力購入契約(PPA)を締結しました。
同社は今週、Power Capital Renewable Energyと、タラベグ太陽光発電所から新たに送電網に接続する58MWの容量に関する契約を締結したと発表しました。
「この契約により、新たな再生可能エネルギープロジェクトの建設が可能になります。当社のオフィスとデータセンターが利用する送電網に新たな再生可能エネルギーを追加し、アイルランドの電力システムと当社の事業の脱炭素化に貢献します」と同社は述べています。
ウェックスフォード州カモリン郊外のタラベグに位置するこの太陽光発電プロジェクトは、246エーカーの敷地に81.62MWのピーク容量を持ちます。
検索とクラウドのGoogleは、このPPAが運用開始されれば、アイルランドのオフィスとデータセンターが2025年に60%のカーボンフリーエネルギーを達成するのに役立つと予測しています。
「GoogleがアイルランドのPower Capital Renewable Energyと締結した初の再生可能エネルギー購入契約を共有できることを大変嬉しく思います。この取引を実現させてくれた皆さんに感謝します」Googleのエネルギー戦略担当シニアリード、Ainhoa Anda氏はLinkedInでこう述べました。
「Power Capital Renewable EnergyとGoogleは、14年間の電力購入契約(PPA)を締結しました。Googleは、Power Capitalが現在建設中のウェックスフォードの太陽光発電所からの出力の一部を購入する予定です。」
同社はこう続けます 「この施設の建設費は5,000万ユーロ(5,370万ドル)以上で、今年の通電を目標としています。83MWの太陽光発電所から生産される電力は、2024年から54MWhのクリーン・エネルギーを巨大ハイテク企業に供給します。発電所で生産された電力はすべてErova Energyによって取引されます。」
2023年、Googleは、包括的なオフセットから24時間365日のエネルギー・マッチングへの移行を目指し、多くのPPAを締結しました。
ヨーロッパでは、オランダのEDPR、ベルギーのLuminus、オランダのEnecoとPPAを締結しました。
米国では、EDPRと合計650MWの太陽光発電契約を締結したほか、テキサス州のØrsted、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州のプロジェクトでSol Systems、ノースカロライナ州のApex Clean Energyと契約しました。
マイクロソフトとAmazonは以前、アイルランドの事業をカバーするPPAを締結しています。
2011年に設立されたPower Capital Renewable Energyは、合計1.2GWの太陽光発電プロジェクトのパイプラインを持っています。以前にマイクロソフトとPPAを締結しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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