AWS、米サンタクララの用地を1億ドルで取得
Silicon Valley Business Journalのレポートによると、Amazon Web Services(AWS)は以前から60MWのデータセンターの建設用地として想定していた700,000平方フィート(65,000平方メートル)の敷地を取得した、とのことです。
AWSは12月にサンタクララ(米カリフォルニア州)の2305 Mission College Blvdの土地に対し1億ドルを支払いました。敷地内には、かつてGeneral Dynamics社がR&D施設として使用していた358,000平方フィート(33,000平方メートル)の2階建ての建物があります。
PGIM Real Estate(旧Prudential)は 、Kinship CapitalとPearlmark Real Estate PartnersのJV(ジョイントベンチャー)から2014年に9,500万ドルでこの土地を購入しました。
2018年に、PGIM Real Estateは不動産会社のSSV Properties にその用地の再開発を任命しました。SSVはこの場所に、495,000平方フィート(46,000平方メートル)、2階建てのデータセンターの建設を計画し、その設計建築審査はAligned Data Centersが行いました。
現地の記録によると、このプロジェクトでは、75MWのバックアップ電源を供給する120基のディーゼル発電機と新たな90MV変電所の設置・建設工事が予定されていました。しかし現在Amazonが敷地の所有者になったため、この計画は変更される可能性があります。
取引を進める間、AmazonはKTJ LLCという有限会社を使い、その存在を隠していました。
Amazonのデータセンター建設が実行されれば、それはサンタクララ地域でテクノロジー大手企業が正式に保有する最初の施設になります。WikiLeaksが2018年に暴露した内容は、Amazonはアメリカ西海岸ベイエリアではEquinixやDigital Realtyのリース物件に依存していると明らかにしていました。
バージニア州で買い占め
Amazonは米国内の他の場所でも用地取得を進めています。直近ではバージニア州シャンティリーの空き区画を7000万ドル以上の価格で取得しました。
これまでは、4,360,000平方フィート(405,000平方メートル)の場所はほとんど空いていました。しかし、地元の記録によれば、一部は腐葉土の栄養廃棄物施設として使用されていました。
Washington Business Journalが最初にレポートした内容によると、Amazonはシャンティリー近くの2,500,000平方フィート(230,000平方メートル)の土地を5300万ドルで、更に合計4,000,000平方フィート(364,000平方メートル)におよぶ他の二つの区画を合計1億1800万ドルで 取得したとされています。今回の用地取得はこれらに続くものです。
Data Center Dynamics
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