Vertiv、クロアチアに1000万ユーロのデータセンター工場を開設

Vertivが、統合型モジュール型データセンターの製造工場をクロアチアのRugvicaに開設しました。

新工場では、屋内スペースが130%拡大し、生産能力が2倍以上に拡張します。また、継続的に増加しているプレハブ式データセンターの需要に対する拡張も容易に行うことができます。また、同工場ではエアハンドリングユニットの製造も行われます。

最新のモジュラーデータセンターツール

「Rugvica工場には、最新の技術、製造プロセス、ツール、テストラボがすべて揃っている」と語るのは、Vertiv EMEAの統合モジュラーソリューション部門VPのヴィクトール・ペティク氏です。「この工場は、プレハブのモジュラー・ソリューション、世界を結ぶインターネットに電力を供給するケーブル・ステーション、そしてデータセンターまで、顧客の特定の要求に応じて幅広く提供できるように設計されている。また、この生産工場は、革新と成長に向けた当社の執念を証明するものだ」

Vertivは2020年にEMEA地域で150人の雇用を創出したが、その多くはエンジニアリングや有資格の専門家であったとペティク氏は言います。

VertivのSmartModシリーズのようなプレハブ式モジュラーデータセンターは、標準化されたものや、IT、電力、冷却インフラを組み合わせたオールインワンシステムなど、現場に応じて提供されます。これらは、エッジアプリケーション、産業・医療分野、遠隔地や過酷な環境などで幅広く利用されています。モジュラーシステムは、事前構築とテストが行われているため、現場での迅速な立ち上げとコミッショニングが可能です。

Vertiv EMEAのプレジデントのGiordano Albertazzi氏は、次のように述べています。「ITトレンドや5G、IoT、AIなどの技術の今後の発展についてはよく耳にするが、その背後にある革新的な物理インフラについてはあまり知られていない」

「これらの新技術をサポートするために、プレハブのモジュラーソリューションの採用は今後大きく伸びていくだろう」

Data Center Dynamics

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