CBREがコンサルタント会社Turner&Townsendの60%を13億ドルで取得
不動産サービスおよび投資会社のCBREグループは、ターナー&タウンゼントの60%の所有権を現金9億6000万ポンド(約13億ドル)で取得します。
英国に本社を置くターナー&タウンゼントは、不動産、インフラ、天然資源に関するコンサルタント会社で、データセンターを含む複数のセクターにプログラム、プロジェクト、コスト管理のサービスを提供しています。なお、同社は、データセンター建設大手のターナー・コンストラクションとは無関係です。
CBREの社長兼CEOであるボブ・サレンティック氏は、「今回の買収は、当社のプロジェクトマネジメント事業にとって、その能力の幅と規模の両面で変革をもたらすものである」と述べています。
「当社のプロジェクトマネジメント事業は、公共・民間のインフラ投資の増加や低炭素社会への移行を背景に、長期的に大きな成長機会があると考えている。ターナー&タウンゼントは、当社がこの事業で目指すものを実現する上で、最高の企業であり、一流のブランド、人がうらやむような顧客基盤、そして当社の能力を補完する専門知識を持つ、非常に優れた企業である」
今回の買収の一環として、CBREは、ターナー&タウンゼントの米国におけるデータセンター契約を含む事業の拡大に向けての戦略的パートナーシップも締結します。
「CBREとターナー&タウンゼントがパートナーシップを組むことで、プログラム、プロジェクト、コスト管理のグローバル・プレミア・プロバイダーが誕生する。ターナー&・タウンゼントは、不動産、インフラ、天然資源の各セクターに対し引き続き、独自のアドバイス、ソリューション、プログラムレベルの考え方を提供していく」ターナー&タウンゼントの会長兼CEOであるヴィンセント・クランシー氏はこのように述べています。
「私たちのグローバルネットワークは、世界のあらゆる場所に適用され、お客様が活動する場所で活動します。CBREとターナー&タウンゼントは、他に類を見ないグローバル・フットプリント、各セクターの専門性、投資へのコミットメント、そして素晴らしい人材の組み合わせにより、この業界で最も信頼される企業となるでしょう」
この買収は、2021年第4四半期までに完了する予定です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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