AMDがエネルギー効率目標を設定

AMDは2025年までに、人工知能(AI)トレーニングやハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)アプリケーション向けAMD EPYC CPUおよびAMD Instinct GPUアクセラレーターのエネルギー効率を30倍に向上させるという目標を発表しました。これを達成するためには、過去5年間に業界全体で行われた改善よりも2.5倍以上速い速度で、コンピュートノードのエネルギー効率を向上させる必要があります。

AMDのSVP、Sam Naffzigerは次のように述べています。「現在および将来のコンピューティング需要を考慮した結果、データセンターの消費において最も急速に成長しているセグメントを構成するコンポーネントであるアクセラレーテッド・コンピューティングに焦点を当てることが最も有意義であると判断しました。この目標を達成するために、AMDのエンジニアは、アーキテクチャ、シリコンデザイン、ソフトウェア、パッケージングのイノベーションを通じて、加速コンピューティング・ノードの大幅な効率化を優先的に推進し、毎年その進捗状況を公開していきます。」

加速されたコンピューティング・アプリケーションのエネルギー効率の向上は、オペレーション、サプライチェーン、製品での「環境、社会、ガバナンス」(ESG)におけるAMDの新しい目標の一部です。またノード性能/ワットの測定には、機器の稼働率を考慮したセグメント別のデータセンターの電力利用効率(PUE)を使用しています。エネルギー消費のベースラインには、2015年から2020年までの業界の稼働あたりのエネルギー改善率をもとに2025年の数値を推定します。2020年から2025年までの各セグメントにおけるオペレーションあたりのエネルギー改善の指標は、予測される全世界の数量に各コンピューティングセグメントの標準的な電力消費量(Typical Engergy Consumption: TEC)を乗じて重み付けされ、全世界における実際のエネルギー使用量の改善を示す意味のある指標となります。

AMDの執行副社長兼CTO Mark Papermasterは、「プロセッサーのエネルギー効率の向上を達成することは、AMDにとって長期的な設計上の優先事項であり、AIトレーニングやハイパフォーマンス・コンピューティングの展開に適用される当社の高性能CPUとアクセラレーターを使用した最新のコンピュート・ノードについて、新たな目標を設定しています」と述べています。「これらの非常に重要なセグメントと、大手企業が環境管理を強化するためのバリュープロポジションに焦点を当てたAMDの30x目標は、これらの分野における業界のエネルギー効率パフォーマンスをこれまでの5年間と比較して150%上回るものです。」

Digital Infra Network ( Elliot Robinson 記者)より抄訳・転載

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