AMD、2025年までにGlobalFoundriesから21億ドルのウエハーを購入
AMDは、2022年から2025年にかけて、GlobalFoundries(グローバルファウンドリーズ)から約21億ドル相当のシリコンウェハーの購入を計画しています。
今回の契約は、5億ドル及びもう1年分を追加した既存契約の修正となります。
チップメーカーのGlobalFoundriesは2009年にAMDから独立し、すぐに2015年にChartered SemiconductorとIBMのファブ事業の大半を買収して事業を拡大しました(後者の取引は現在も訴訟の一部になっている)。
2018年、GlobalFoundriesは収益性の低いファブ事業を削減し、最先端だが法外に高価な7nmと10nmのチップを放棄すると発表しました。
これは同社にとって成功であり、より大きなノードのチップが、モバイル、IoT、防衛、自動車分野において好評で、収益を上げていることが証明されています。
AMDは、初期世代のRyzen製品や、現世代のRyzenおよびEpyc CPUのI/Oダイにこのチップメーカーの製品を採用しています。
12nm以下の製品については、AMDは競合のTSMCを採用しています。
しかし、現在も進行中の半導体不足でファウンドリからの供給が制限されているため、AMDは他を探すことになるかもしれません。
次期TSMCプロセスノードについては、AppleがTSMCの供給量の大半を確保し、特別な待遇を受けていると考えられています。
11月に台湾の技術系出版社Digitimesは、このためAMDは現在、3nmチップ製造に関しSamsungに目を向けることも検討していると述べていました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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