液浸冷却
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液浸冷却とはコンピュータ機器を直接液体タンクに沈め、発熱を奪う技術で す。 従来のデータセンターで一般的に使われている空冷方式と全く異なる方法となります。使用する冷媒としてフッ素系の液体であるフロリナートフッ素系不活性液体、または油を利用します。
近年、液浸冷却が注目されている背景には、1台当たりのサーバーやCPU/GPUチップ発熱量が増加している「高密度化」があげられます。
高性能コンピューティング(以下 HPC )が幅広く利用されるようになり、その技術を支えるサーバーはここ数年で数倍~数十倍の電力を消費するように変化しています。いかに電気を供給するか、いかに熱を取り除くか、そして、いかにサーバーなどの重みにも耐えられるだけの床荷重を作るかといったことが議論になっています。
Alibabaや富士通のように、自社で液浸技術を開発する企業も増えています。
(参照記事)
Alibaba – 高密度データセンターの冷却に、液浸技術を自社開発
「液浸冷却システム」が平成30年度省エネ大賞:資源エネルギー庁長官賞を受賞(富士通社HPより)
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