AWS、EC2 M1 Macインスタンスの一般提供を開始
Apple Cloud、Amazonがお届けします
Amazon Web Services(AWS)は、クラウド上の専用Mac miniコンピュータを介してAppleのM1プロセッサの提供を開始しました。
このサービスは、6ヶ月間のプレビュー期間を経て、AmazonのUS East(バージニア州)、US West(オレゴン州)、Eurpoe(アイルランド)、Asia Pacific(シンガポール)リージョンで一般提供開始となりました。
AWSは2020年に初めてMacインスタンスをローンチしましたが、そのバージョンでは、 6コアのIntel Core i7プロセッサと32GBのRAMを実装するIntelチップ搭載ハードウェアに依存していました。
Appleが設計したM1 System on Chip(SoC)へのクラウド上でのアクセスは、新しいハードウェアで開発を行いたいMacの開発者を対象としており、iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV向けシステムを構築する開発者はより迅速なビルドの恩恵を受けることができるようになります。
Amazonによると、EC2 M1 Macインスタンスは、iPhoneやMacアプリの開発ワークロード向けに、x86ベースのEC2 Macインスタンスよりも最大60パーセント優れた価格性能比を実現するとのことです。
AWSのプリンシパル・デベロッパー・アドボケイトのSébastien Stormacq氏は、ブログの中でEC2 M1 Macの試用プロジェクトについて詳しく述べています。「新しいEC2 M1 Macインスタンスは、この一連のタスクを平均49秒で完了する。これは、前世代のEC2 Macインスタンスで実行される同じタスクセットよりも47.8%高速である」
Stormacq氏はさらに次のように付け加えています。「EC2 Macインスタンスは、AWS Nitro SystemにThunderbolt経由で接続された専用のMac miniコンピュータで、Mac miniを別のEC2インスタンスのように見せ、動作させることができる。Amazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)に接続し、Amazon Elastic Block Store(EBS)ボリュームから起動し、そしてEBSスナップショット、Amazon Machine Images(AMI)、セキュリティグループ、Amazon CloudWatchやAWS Systems Managerといった他のAWSサービスも使用する」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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