STT GDCが50億ドルのIPOを検討
ST Telemedia Global Data Centres (STT GDC) は、50億ドル以上の価値での新規株式公開を検討しています。
ブルームバーグは、 Temasek Holdings の支援を受けた同社が、10億ドル以上を調達できるIPOの可能性を探っていると、この件に詳しい関係者の話として報じています。
シンガポールを拠点とする同社は、50億ドル以上の価値を持つ株式公開について、アドバイザー候補と話し合いを持ち、上場候補地のうちシンガポールと米国を検討していると報じられています。
同社が上場を決定した場合、早ければ今年末に株式売却が行われる可能性があります。
STT GDCの代表者はBloomberg Newsの取材に対し、「当社のような規模を持つ多くの企業と同様に、戦略的投資家や金融投資家の誘致、債券発行、IPOなど、資本構造を最適化するためのあらゆる選択肢を常に模索しています」と述べています。「当社は引き続き、事業の拡大と業界をリードする新たな持続可能技術の導入に注力し、将来の資本計画については追って報告します」
同社は世界有数のデータセンター事業者であり、シンガポール、英国(Virtus経由)、インド、中国(GDS経由)、タイ、韓国、インドネシア、日本、フィリピンの9カ国に170以上のデータセンターのポートフォリオを有しています。
シンガポールの国営政府系ファンドである Temasek は、STT GDCの親会社であるSingapore Technologies Telemediaを完全所有しています。
今週、マッコーリー・アセット・マネジメントは、STT GDCのヨーロッパ部門である Virtus Data Centres の株式40%の取得を完了しました。
STT GDCは昨年、フィリピンの通信事業者Globe Telecomの新しいデータセンター合弁会社KarmanEdgeに、地元のコングロマリットAyala Corp.と共に投資しました。
STT GDCは、2016年に上場した中国のデータセンター事業者GDSの重要な少数株主持分も保有しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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