MTPがメキシコシティで1,750万ドルを投資しデータセンター開設

メキシコの通信タワーMéxico Telecom Partners(MTP)は、 メキシコシティに新しいデータセンターを開設しました。

先週、MTPはLinkedInで次のように述べています。「Mexico Telecom Partnersにとって、本日メキシコシティにある弊社の新しいデータセンターの開所式が行われたことをご報告できることを誇りに思います。このサンタフェ・データセンターは、現在のデジタル時代の高まる需要に対応するために設計され、16年以上にわたってメキシコ最大の情報技術インフラを導入してきた当社の技術を集約した、最先端のテクノロジーとインフラへの重要な投資となります」

DigitalBridgeが所有するこの会社は、このプロジェクトに3億ペソ(1750万ドル)を投資したと伝えられています。正確な場所や施設の仕様などは共有されていませんでした。

México Telecom PartnersのCEO、José SolaはReformaに語っています。
「今日のメキシコシティには容量も稼働率もないため、メキシコの中央エリア全体のインフラと技術サポートが必要です。米国の市場動向として、人口100万人あたり30MWのデータセンター容量があるようですが、メキシコでは人口100万人あたり1.1MWとなっています」

Solaは、この施設はハイパースケールプロバイダーを対象としていないした上で、「サンタフェのような、フィンテックや金融分野の企業を中心に高い需要がある場所で、より小売市場を目指しています」と述べています。

MTPは、2014年にMacquarie Asset ManagementとDigitalBridgeによって、600本のタワー事業として設立されました。現在では、メキシコ全土で3,150以上のタワーを運営しています。また全国59カ所の拠点でEdgeコンピューティングサービスを提供しています。

2011年、マッカリーのMacquarie Mexican Infrastructure Fund (MMIF) は、Global Tower Partners (GTP) と共に、Telefonicaからメキシコの199基のタワーのポートフォリオを初めて取得しました。2013年にGTPがAmerican Towerに売却されたことで、メキシコのタワーは切り離されました。その後、Digital Bridgeは2014年に4500万ドルを支払い、Macquarie USAとその他の株主の持分を買い取り、MTPを設立しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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