Oracle がサウジアラビアのリヤドで クラウドリージョンを立ち上げ
15億ドルの投資計画
Oracle は、サウジアラビアのリヤドのクラウドリージョンのホスティングとジェッダリージョンの拡張に、地域データセンタープロバイダーの Center3 を選択しました。
Oracleは自社でデータセンターを建設するのではなく、プロバイダーからデータセンターを借りています。2020 年に Oracle のジェッダリージョンが開設されたのに対して、リヤドのクラウド・リージョンの計画は 2 月に初めて発表されました。
この新しいリージョンは、サウジアラビアでのクラウドインフラを拡大するためのOracleの15億ドルの投資の一部であり、中東で5番目、サウジアラビアでは2020年のジェッダ開設に次いで2番目のクラウドリージョンとなります。
Center3 CEOのFahad Alhajeri氏は次のように述べています。「この戦略的提携により、私たちはサウジアラビアでクラウドインフラを拡大することができます。この戦略的提携により、私たちはビジネスを成長させ、この地域のデジタル経済を支援することができます。この長期的なパートナーシップにより、Center3とオラクルの両社は新たな成功の高みに到達できると確信しています。」
Saudi Telecom Groupの子会社であるCenter3は、現在国内17カ所のデータセンター拠点をサイトに掲載しており、そのすべてがTier IIまたはTier IVに相当する水準にあると述べています。
2023年7月、Center3はリヤドのデータセンターで9.6MWの拡張工事を完了しました。当時、この拡張工事は 「グローバルなハイパースケーラの要件を満たす ために建設された」と言われていました。同センターの総IT容量は公表されていません。
Oracleの中東・アフリカ地域クラウド技術担当SVPであるNick Redshaw氏は、次のように述べています。「Oracleは、急速に成長するクラウド技術の1つを推進しています。 Oracleは、サウジアラビアのクラウドコンピューティングのキャパシティを強化するため、サウジアラビアで主要なクラウド・ベンダーとして最速クラスのクラウドサービス拡大を推進しています。」
「当社は、人事、財務、サプライチェーン、営業チーム向けのインフラやアプリケーションに、包括的なAIと機械学習機能をすでに組み込んでおり、クラウドで比類のないイノベーションを提供しています。私たちは、組織が現在最も複雑な課題を解決するのに役立つ、強力なジェネレーティブAIサービスを計画的に提供するのに有利な立場にあります。これらのユニークな能力とCenter3とのコラボレーションは、日本のデジタル経済の成長をさらにサポートするでしょう。」
また、Oracleはサウジアラビアの紅海沿岸で開発中のスマートシティ、Neomに位置するクラウド地域の計画も進めている最中です。
さらにOracleは今年、オーストラリアで政府専用クラウドリージョン、EUソブリンクラウド、セルビアで別のリージョンを立ち上げています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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