AWS、2025年目標達成に向け欧州の再生可能エネルギープロジェクトを拡大

2023年、Amazonはヨーロッパで新たに39の再生可能エネルギープロジェクトを追加し、1ギガワット超のクリーンエネルギー容量を追加したと、同社は今週発表しました。

Amazon Web Services（AWS）のデータセンターを擁する同社は、2025年までにすべてのフルフィルメントセンター、実店舗、及びデータセンターを100％再生可能エネルギーで運営することを目指しています。Amazonが発表した統計によると、昨年は同社のエネルギー使用の90％が再生可能エネルギーでまかなわれていたことが示されています。昨年だけでも、Amazonの再生可能エネルギーへの投資は、ヨーロッパ全土で24億ユーロの経済投資と3900人以上の雇用を創出しました。

プロジェクトには、ヨーロッパ13カ国にわたる160の風力発電所と太陽光発電所が含まれます。これらがフル稼働すれば、推定5.8ギガワットのクリーンエネルギーが470万世帯以上に電力を供給することになります。

さらに、Amazonの施設に設置される15の屋上太陽光発電設備や ギリシャにおける同社初の太陽光発電所の建設も含まれます。この投資は、各国が化石燃料への依存を減らす動きを見せる中、脱炭素化を加速させようとするものです。

AWSは、どのプロバイダーよりも大規模なグローバル・インフラを保有しており、需要の増加に伴い、業界がより環境に優しいエネルギー源に移行しようとする中、このインフラは増え続けており、持続可能性への懸念は相当なものとなっています。2021年以降、Amazonは風力発電と太陽光発電への投資により、ヨーロッパ最大の再生可能エネルギー購入企業としての地位を確立しました。

W.Media （ Madeline Smith 記者）より抄訳・転載