Nvidia の収益が生成AIブームで前年比206%増に
Nvidiaが2024年度第3四半期の記録的な業績を発表しました。
10月29日締めで締め切られた第3四半期の収益は181億2,000万ドルで、前年比206%増、前期比34%増と大幅な増収となりました。これはGAAPベースの粗利益率74%、非GAAPベースの粗利益率75%に相当します。
成長を牽引したのはデータセンター事業で、収益は144億1,000万ドル、前期比41%増、前年同期比279%増でした。
この事業部門でのハイライトは、新型Tensor Core GPU「H200」のローンチや、Jülich Supercomputing CentreのJupiterシステムやブリストル大学のIsambard-AIを含む40件以上の新規スーパーコンピュータへのGrace Hopper Superchip「GH200」の販売などでした。
Nvidiaはまた、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を含むクラウド・プロバイダーと数多くの契約を結んでおり、その多くが新たにNvidiaベースのインスタンスを導入する計画も立てています。
「当社の力強い成長は、汎用コンピューティングからアクセラレーテッド・コンピューティング、そして生成AIへの幅広い業界プラットフォームの移行を反映している」と、Nvidiaの創業者兼CEOであるJensen Huang(ジェンセン・フアン)氏は語っています。
「大規模言語モデル(LLM)のスタートアップ企業、コンシューマー・インターネット企業、そして国際的なクラウド・サービス・プロバイダーが最初に動き出し、次の波が築かれ始めています。また、国家や地域のCSPは、地域の需要に応えるためにAIクラウドに投資し、法人向けソフトウェア企業は、自社プラットフォームにAIコパイロットやアシスタントを追加し、 そして法人は、世界最大の業界を自動化するためにカスタムAIを構築しています」
Nvidiaは、第4四半期の収益を200億ドル、プラスマイナス2%、GAAPと非GAAPの売上総利益率をそれぞれ74.5%と75.5%と予測しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。