韓国、2030年までにエクサスケール・スパコン開発を計画、国産チップを使用する可能性も

韓国は、2030年までにエクサスケールの スーパーコンピュータ を立ち上げたいと考えています。

この目標に先立ち、同国は「国家超高性能コンピューティングイノベーション戦略」で、2023年の新システム、そして2028年の別システムに資金調達を行うと発表しました。システムはいずれも発表時には韓国国内で最も強力なスーパーコンピュータとなります。

ホン・ナムギ経済財政部長官は、「現在、韓国は処理能力では21位だが、国家機関向けに一流の計算システムを開発することで、最速のスパコンを保有する国家としてトップ5に入ることを目指す」と述べています。

韓国の570,020コアのスーパーコンピュータ「Nurion」は、最新Top500ランキングの21位にランクインしています。同国は最新のランキングではわずか2システムのみしかランクインしておらず、米国や中国をはじめ、ドイツ、イタリア、英国、サウジアラビアなどにも後れをとっています。

DeepMindが2016年に韓国の囲碁名人Lee Sedol氏に勝利した1ヵ月後、同国はスーパーコンピュータのインフラ強化に数百万ドルの投資を開始すると発表しました。

その際、同国は2021年から2025年の間に30ペタフロップスのシステムを立ち上げるとしていました。Nurionは2018年に発表され、理論性能は25.7ペタフロップスとしていましたが、実際の性能は13.92ペタフロップスでした。

韓国は、2023年と2028年のシステムでどのような性能を実現したいのかについては明らかにしていません。

しかし、韓国は2030年のエクサスケール・スパコンでもう一つのマイルストーンを達成したいと考えています。それは、国産チップです。プロセッサ、プラットフォーム技術、データ集約技術は、新しい国家スーパーハイパフォーマンスコンピューティング共同利用協議会の主要な開発優先事項となっています。

韓国は巨大な半導体産業を抱えていますが、HPC用のチップは、インテル、エヌビディア、AMDのほか、日本の富士通や中国のサンウェイなどが主に設計しています。

尚、韓国は今月、チップ製造の更なる強化に向けて、半導体産業に4510億ドルを投じる計画を発表しました。

Data Center Dynamics

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