Nvidia、DGX H100とOVXシステムを組み合わせたスーパーコンピュータ「Taipei-1」を計画

Nvidiaは、台湾で「Taipei-1」と呼ばれる新たなスーパーコンピュータの発表を計画しています。

このスーパーコンピュータは、64台のDGX H100 AIシステムと64台のOVXシステムを搭載します。 個々のDGXは、8基のH100 GPUと2基のIntel Xeon Platinum 8480C CPUを備え、負荷の高いAIワークロードを対象としており、OVXはL40 GPUと高性能ネットワーキングを組み合わせ、よりデジタルツインやシミュレーション用途向けに設計されています。

このプラットフォームは、企業や研究者らがNvidia製品を購入する前、あるいは購入する代わりに検証するための方法としてのNvidia DGX Cloudで提供される予定です。

「国立台湾大学の研究者らは、幅広い分野での科学の発展に取り組んでおり、そのためには加速されたコンピューティングがより必要となっている」と、国立台湾大学電気工学部助教授のShao-Hua Sun氏は述べています。

「Nvidia Taipei-1スーパーコンピュータは、私たちの研究者ら、教員、学生がAIとデジタルツインを活用して、多くの業界にわたる複雑な課題に取り組む助けとなるだろう」

このシステムと並行して、Nvidiaは4台のDGX GH200 システムで構成される新スーパーコンピュータ「Helios」とスーパーコンピュータ「Israel-1」も発表しました。 そのハイパフォーマンス・コンピューティング・プラットフォームは、ジェネレーティブAI用の新たなネットワーキング・プラットフォームであるSpectrum-Xを試験するために開発されました。

この「ハイパースケールジェネレーティブAIスーパーコンピュータ」は、Nvidiaのイスラエルのデータセンターで、8GPUプラットフォーム「HGX H100」をベースにしたDell PowerEdge XE9680サーバー、DPUのBlueField-3とSpectrum-4スイッチ上に展開される予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。