
OpenAIが社員株売却で5000億ドルの評価額
SpaceXを抜き、世界で最も価値のあるスタートアップに
OpenAIは、現職および元従業員による約66億ドルの株式売却を通じて、企業評価額が5,000億ドルに達しました。
ロイター通信によると、株式はThrive Capital、ソフトバンク、Dragoneer Investment Group、アブダビのMGX、T. Rowe Priceなどの投資家コンソーシアムに売却されました。
今年4月の前回の大型資金調達ラウンドでは、OpenAIの評価額は3,000億ドルで、ソフトバンク、マイクロソフト、Coatue、Altimeter、Thriveから400億ドルを調達していました。
OpenAIはまだ黒字化しておらず、積極的な人材採用、企業買収、ハードウェア計画、膨大な計算資源への投資により、数十億ドルを消費しています。
中でも重要なのが、オラクルとのクラウド契約で、今後5年間で最大3,000億ドルに達する可能性があります。
OpenAIは、Microsoft AzureやGoogle Cloudも利用しており、CoreWeaveのサービスに最大224億ドルを支出する契約も結んでいます。さらに、バックアップ用クラウドサーバーに最大1,000億ドルを投じることも検討中です。
9月下旬には、NVIDIAのハードウェアを用いたAIデータセンターを「最低でも」10GW規模で展開する意向書にも署名しており、NVIDIAから最大1,000億ドルの支援を受ける予定です。
これらの計算資源の多くは、今年立ち上げられた「Stargate」ジョイントベンチャーを通じて管理されており、オラクル、MGX、ソフトバンクが支援する総額5,000億ドル規模のプロジェクトです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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