DXNが太平洋地域の通信企業にエッジデータセンターを提供

140万豪ドルの契約を獲得

オーストラリアのデータセンター企業DXNは、未公表の通信会社に対し、プレハブ型のエッジデータセンターを供給する予定です。

同社は今週、「通信およびITサービスの大手プロバイダー」から、エッジデータセンターの設計・構築・設置に関する契約を獲得したと発表しました。契約額は、140万豪ドル(米ドル換算で約93万1,000ドル)です。

詳細は明らかにされていませんが、このモジュールは「太平洋地域」に設置され、2026年6月末までに完成する予定とのことです。DXNのマネージングディレクターであるShalini Lagruttaは、次のようにコメントしました。「顧客は、世界中の産業向けに遠隔地の事業を接続しています。この取り組みにより、太平洋全域でインターネット接続が強化され、2026年半ばまでにグローバルな地上ネットワークの構築に寄与します。」

DXNによると、これまでに100以上のモジュール型データセンターを納入しており、顧客には物流企業DP World、鉱業大手AngloAmerican、ニューサウスウェールズ州の金鉱業者Newcrest、Stanmore Coal、さらにBoeing、Covalent Lithium、Pilbara Minerals、衛星企業Globalstarなどが含まれます。

また、同社は過去に、オマーン-オーストラリア海底ケーブル向けにココス(キーリング)諸島のSub.coへケーブル陸揚げ局モジュールを納入したほか、MetaとGoogleが主導するEcho海底ケーブル向けにパラオ島にも納入しました。さらに、East Micronesia Cable System(EMCS)のCLSプロバイダーも務めています。

Shalini Lagruttaは、次のように述べています。「この画期的なプロジェクトを受注できたことを大変嬉しく思います。このプロジェクトは、アジア太平洋地域での当社の事業拡大に加え、モジュール型構築技術を活用して最先端のインフラを支援するものです。この受注は、DXNがミッションクリティカルな用途向けに、革新的なプレハブ型ソリューションを提供する信頼できるパートナーであることを改めて示しています。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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