DigiPlexがオスロで2つのグリーンデータセンターを着工
ノルウェー最大のデータセンターを所有し運営する DigiPlexは、ノルウェーのオスロ近郊で2つの新データセンターの建設に着手しました。
コロケーション施設は、100%の 再生可能エネルギー を実現した環境効率の高いデータセンターを専門としています。現在、DigiPlexは、冷涼な気候、低コストの再生可能エネルギー、および大規模な欧州市場への近さなどの強みを活かし、ノルウェーに魅力を感じている国際的な企業顧客の需要を満たすよう、6億ノルウェークローネ(6700万ドル)を投資している、と述べています。
2つの新しい施設の大部分は、既にとあるグローバル企業顧客向けに確保されているようです。
グリーン投資
この「環境に優しいデータセンター」では、DigiPlexのエアー・トゥー・エアー(air-to-air)冷却システムに代表されるようなモジュール設計の考え方を採用しています。
「DigiPlexが稼働する北欧の気候は、高効率な冷却システムに最適であり、業界平均を最大25%上回る効率とコスト削減を実現する」と同社は述べています。
2つのデータセンター施設の合計面積は8,500平方メートル(91,000平方フィート)となり、2020年末までには稼働開始予定としています。
1つの施設はDigiPlex Fetsundキャンパスの既存の10MW施設に隣接し配置され、もう1つの施設はHobølに配置されます。そこはDigiPlexが取得した40,000平方メートル(431,000平方フィート)の区画に、さらに追加で27,000平方メートル(291,000平方フィート) )を取得し、データセンターキャンパスの構築用として整備された用地です。
DigiPlexのCEOであるGisle Eckhoff氏は次のように述べています。「当社の顧客は、環境に優しく安価なエネルギー、政治的安定性、冷涼な気候を備えたノルウェーをデータ保管に優れた場所と考えています。」
HobølとFetsundでの開発は、地元で数多くの新たな仕事を生み出すと推定されています。
DigiPlexはまた、ストックホルムで地域暖房システムに接続したデータセンターを運営しています。そこではサーバの廃熱を利用し、10,000世帯に暖房を供給しています。オスロのUlvenサイトも、地元住民に暖房を供給できるよう同様の設計がなされています。
Data Center Dynamics
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