Schneiderが6U壁掛け型マイクロDCを発表
Schneider Electricは、壁面にねじ止めでき、EcoStruxureサービスによりリモート管理可能な小型の エッジ 向け マイクロデータセンター を発表しました。
名前が示すように、Cシリーズ6UウォールマウントEcoStruxure Micro Data Centerは6Uサイズで壁面に取り付けることができます。 エッジ向けのハードウェアにはリモート管理が必要であることを強調するために、“EcoStruxure”というブランド名がつけられています。 Schneiderはまた、EcoStruxureサービスの中で脆弱性を評価するアセスメントサービスも発表しました。これは仮にセキュリティ保護されていないエッジ施設にインストールされているシステムについても安全性を保証する事が可能です。
Wall flower
本日スペイン、バルセロナで開催されたイノベーションサミットで発表されたCシリーズ6Uは、大規模なエッジサーバーを実装できるよう設計されており、床面積を使用せず、ダストフィルターとファンによる換気、および レジリエンス (復元)力のある管理機能を備えているといいます。 ショックパッケージが用意されているため、顧客やインテグレーターは、現場への出荷前にIT機器を実装した状態で保管しておく事ができます。
Schneiderのセキュアパワー部門のエマージングビジネスSVPの Jim Simonelli氏は、「エッジ環境に対し回復力を持つITの展開に新しい可能性を開く」と述べ、「 Schneiderが提供する完全かつ標準化されたITインフラソリューションは誰も真似ができない」と自慢しています。
Schneiderのクラウドベースの監視・管理ソフトウェアであるEcoStruxure IT Expertには、セットアップ時の脆弱性についてSchneider製のデバイスをチェックし、ユーザーが脅威を発見する時間を節約し、ポリシーへの迅速な対応を支援するセキュリティ評価機能が含まれています。 今後のバージョンでは、他のベンダー機器についても対応していくようです。
EcoStruxureブランドは、ハードウェアだけでなくソフトウェアやサービスについてもカバーするようになりました。現在EcoStruxureデータセンターソリューションには、電源、冷却、ラック、および管理が含まれています。 これには、コロケーションスペースやエンタープライズデータセンターなどにおけるエッジおよびラック列システム用の自己完結型のリモート管理対応マイクロデータセンターが含まれます。
オプションは3つのバージョンで提供されます。Sシリーズは標準のIT機器室向けラインアップです。 Cシリーズは、防音機能を備えた木製の表面仕上げで、商業施設やオフィスフロア向けに設計されています。 Rシリーズは、過酷な環境向けの堅牢なバージョンです。
更にSchneiderは、建物レベルの冷却と電力を統合するポッドや、ホールや建物全体を1つにまとめたモジュラーシステムなど、より大規模構成向けのソリューションについても提供しています。
Data Center Dynamics
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